2010年12月24日(金)〜29日(水)
クリスマス・パリ子連れ旅行


9月にパリに一人旅したと言うのにまたまた行ってきました!
実は旅行の時の写真を子供に見せたら「行きたい!!自分ばかりズルイ!」とせがまれまして、渋々連れて行く事に。しかも2人も。そんなのお金がかかるわ、楽しめないわで・・・。
真冬は旅行代金が底値というのも子連れ旅行に踏み切った最大の理由でもあります。

・旅行会社…「空の旅」
・航空会社…大韓航空、仁川空港経由
・旅行代金…諸経費込みで一人14万円くらい?
・ホテル……ホテル・デスパーニュ。二つ星★★オペラ座(頑張れば)徒歩圏、G番線沿線(G番線はオペラ駅とバスティーユ駅があります)メトロ入口至近(これは便利)。


◆飛行機◆

初めての大韓航空でしたが、機内も綺麗でキャビンアテンダントさんも親切で、ビビンバなど韓国料理が機内食に出てくるので気に入りました。あ、キャビンアテンダントの制服と髪飾りも素敵でした。

仁川空港での乗り換えはすこぶる楽です。「乗り換え」と日本語の表示が出ている上に、迷いようのない作りになっていました。
仁川空港で1〜2時間待ちましたが、香港での待ち時間に比べたら楽勝です。

韓国の爽健美茶!


◆シャルル・ド・ゴール空港◆

HISさん経由でエア・シティー・サービスを予約しておきました。
待ち合わせの場所は第一ターミナル、「2EのGゲート」で割とすんなり見つかりました。9月の時は到着コールを公衆電話から入れなくてはならなかったのですが、それは不要になったようです。
時間通り待っていてくれました。車は綺麗なワゴン車でシートも座り心地がよかったですwドライバーはフランス人ですが「●◎さんですか?」と英語で話しかけてくれます。「そうです」と英語で答えてバウチャーを見せればOK。1時間ほどでホテルに着きました。

◆ホテル◆

いつも管理人の旅行は格安なんですが、今回は3人分の旅行代金を払わねばならず、事の他ケチりました。で、2ッ星ホテルにしたのですが、部屋はエレベーターのない棟の二階で、螺旋階段をスーツケースを持って上がりました。

しかもそのホテルは特殊な作りで、朝食を食べる部屋の隅っこに金属のドアがあり、そこを自分で鍵を開けて別棟らしきエリアに侵入、(真っ暗なので)電気を自分で点け、螺旋階段を上がり、二度目の金属のドアを開け、やっと部屋に辿り着くと言う…不思議なホテルでした。

ロビーから行ける部屋はエレベーター付きなんですが、もしかしたらトリプルだったので特別だったのかもです。
ホテルと言うよりは安アパートとでも言った方がしっくりくる部屋でした。

でも!!広かったんですよ〜、ベッドが3っあっても、その他応接セットもどきも置いてあり、スーツケースも3ッ広げられました。机も大きいし、バスルームも広々としていて、窓からは民家の中庭が見えました。電源も一杯あったし。(プラグ忘れました)クリスマスだったのでちっちゃいチョコも貰いましたw
ドライヤーやセイフティーボックスはなかったのですが管理人はこのホテルが気に入りました。

 
 
なぞな造りのホテル…。螺旋階段は良いかもw

◆12/24(金)◆

今日はクリスマス・イブですが、到着したのが夜だったのでオペラ座近くの「シェ・クレマン」というレストランで食事してからホテルに帰り、お風呂に入って寝ちゃいました。クリスマスで激込みで何だか一時間以上待った感じです。料理は普通でした。よくお祭りで売ってる「リンゴ飴」を貰いましたw
街の雰囲気は「別に普通」?イルミネーションは綺麗でしたが(ギャラリー・ラファイエットなど)。

メトロです!


◆12/25◆

今日はクリスマス!
まずはオペラ座でのオペラのチケットがピラミッド通りの「MY BUS」内のJCBに置いてあるので取りに行きました。朝8時半くらいだと記憶しているのですが
薄暗いですね。さすがヨーロッパ!
ヴァンドーム広場のイルミネーションが今年はさらに綺麗で大感激!




次にとりあえずノートルダム大聖堂に!
並ばずすんなり入場。おミサの最中でした。ラッキーw
天気もよく、ちょうど朝日の昇る時間帯だったのでステンドグラスも綺麗によく見えましたし、壁に映るガラスの色まで見られました。

  9時くらいかな?段々明るくなってきました。



クリスマスツリーは大木が巨大な植木鉢に植えられていました。


とても綺麗なクレッシュでした。



朝日があたると一際美しいですが…やっぱり写真は写真ですね。


その後「進化大行進」のある自然博物館やアラブ文化センターまで行きました。アラブはオープンしていたのですが本屋さんだけ見てきました。他はクリスマスなので休みでした><
左岸を歩き回り、再びノートルダムの背後に来たのですが、近くの(名前が分かりません)橋からの眺めは素晴らしかったです!!

その後、お腹がすいたのでセーヌ川沿いのレストランに入り、ガレット定食を食べました。
キウイを絞ったジュースとヨーグルト、コーヒー、ガレット(具は選べます。オーソドックスにチーズとベーコンを選びました)
作ってくれたおばちゃんが「おいしい?」と聞いてくるので「美味しいです!」と笑顔で返事。実際美味しかったです。
ヨーグルトもコクがあって日本では食べた事のない味。トルコで似たようなヨーグルトを食べました。




その後、恒例のマドレーヌ寺院やコンコルド広場の観覧車、チュイルリー公園散歩、ヴァンドーム広場など散策。今夜はオペラがあるので夕食を早めに済ませホテルに一度戻り出直しました。


冬のコンコルドの名物と言えば観覧車。
日本と違ってお客が乗る際、停止しません。しかも凄く速かったり、突然とまったりします。
また何回回るかはその時の係のおじさんの心ひとつと言う感じです。



観覧車からの眺め。結構高いです!オペラ座もサクレ・クール寺院もデファンスも見えます。


夕食はイタリアン通りの「キャプシーヌ」。「シェ・クレマン」より敷居が高い感じ。
とりあえず生牡蠣やエスカルゴ、お子様定食(本当に美味しくないです)、仔羊のローストなど食べました。
コースで頼みたいのですが、緊張もあって食欲はないので適当に食べたい物を選びました。バゲットは必ず出てくるのでお腹いっぱいになりました。

末っ子をホテルに残し、オペラ座へ。
内容は(予習をさぼり)良くわからなかったのですが、楽しいオペラでした。
舞台を本物のクラシック・カーが走ったりしてました。オペラ歌手の歌声はやはり素晴らしいですね。

12/26

今日はルーブル美術館に行きました。きっと混むと思ったのでピラミッドのところに9時位には着くように出掛けました。そう待たされず入れました。チケットは大人が9ユーロ位で子供は無料でした。インフォメーションで案内図を貰い、あちこち探索。


もうもう広くて、順路も一通りでないのでお目当ての作品があったら位置を把握しておかないと駄目ですね。

とりあえず「サモトラケのニケ」「ミロのヴィーナス」「モナリザ」あたりを目指しました。途中ペルシャの人面獣身像を発見!!見たかった物なので嬉しかったです。これと似たような物が大英博物館にもあるようですが…

「パリにあるペルシャの人面獣身像」でないと
管理人的価値はないのです!!!


でも写真を撮り忘れたようです。。。。えええ〜信じられないのですが(撮った記憶はあるのに)画像がないッ(号泣。馬鹿すぎる!!!!)

オペラ座でバレエを見る予定だったので、ルーブルの後はオペラ座近くの「ロイヤル・オペラ」というレストランで温かいスープやパスタ、サラダ、タルタル・ステーキを食べました。ここはまずいと言う人もいるのですが店員さんが親切で片言の日本語も出来るので入りやすいです。
タルタル・ステーキはメニューにはないのですが言えば出してくれますが「本当に食べるの?生だよ?大丈夫?サーロインじゃないよ?」と念を押されます。日本人には人気のないメニューのようです。

ゆっくり食事をして、隣のジュンク堂へ。「パリの中の日本」と言う感じ。フランス語版の漫画も一杯!
ここでお留守番の長女の為にイラスト集を買いました。

2:00頃にオペラ座入り。今回はペニョワールの15、17番ボックスでした。

「桟敷席、桟敷席!!」と興奮して着席したのはいいのですが、気がつくと子供が一人足りない。。。客席係のお兄さんによって隣に入れられていました。





ピナ・バウシュ版の「春の祭典」準備風景。赤い土を舞台に敷きつめてます。

「春の祭典」アンコール。管理人は桟敷席でも最前列でなかったので立ち見してました。


舞台が終わって外に出ると若者の演奏会?

バレエの後、凱旋門やシャンゼリゼ通りを見たいと言うのでオペラ駅からトロカデロ駅に行きました。本当はトロカデロ駅では行きすぎなのですが乗り過ごしました。でもトロカデロ駅のショイヨー宮殿から歩いて10分位で近かったです。
ショイヨー宮殿からのエッフェル塔の眺めは最高ですからこの行き方でもOKかと。



とりあえずエッフェル塔の下までは行ったのですが長蛇の列で諦め、セーヌ川の岸辺のバトーバスで遊覧船に乗りました。ディナーでないなら予約はいらないし、出来ないです。
でも船会社によってコースが違うので注意。このバトーバスはノートルダム、コンシェルジェリーには行かず、自由の女神像の方を回りました。どちらかと言うとノートルダムの方が見ごたえがあります。滅茶苦茶寒いです。

下船してから夜遅かったのですがシャンゼリゼ通りを歩こうと「トロカデロ広場」から地図を見ながらウロウロとシャンゼリゼを目指しました。どうにかシャンゼリゼを見つけ、凱旋門も見ました。
でもクリスマスの出店のあたりまで歩くのも疲れと寒さで苦痛になり、フランクリン・ルーズベルト駅からオペラ駅経由、ホテル前のグラン・ブールヴァール駅まで帰りました。ヘトヘトでしたが、明日のヴェルサイユの行き方をチェックしてから就寝。



12/27

「とにかくヴェルサイユは混むので、オープンの9時に並んだくらいでは遅すぎ!!!」

――なので、朝早く起きてメトロのH番線に乗り「ポン・デ・セーブル駅」に行き、そこから171番バスに乗りました。結構「ポン・デ・セーブル駅」まで時間がかかります。RERで行く方が早いかもしれません。でもこの行き方は宮殿のまん前までバスが行くのです。ワクワクw

バスも結構な時間乗ってました。30分位?
観光客も乗らない普通のバスでした。そして本当にヴェルサイユの正面に着きました。写真は宮殿からヴェルサイユの街を眺めたところ。バス停は前に見える大きな建物の間、大きな通りの左右にあります。行きと帰りはバス停が違います。
切符はメトロの普通の切符が使えました。片道1.3ユーロ位です。



でも長蛇の列のはずが…人気がない。「ストかな?」と不安に駆られ宮殿の建物の前まで行きましたが開いていず、ちらほら来ていた観光客もUターンしていました。ストだったんですね。がっかりです。



しかしこの日の夜、衝撃の事実が発覚!!!
この日(というか冬は)開場が11時からでこれからオープンだったのでした。あああ、馬鹿すぎる、馬鹿すぎるよォおお〜(号泣)

しかたなくパリに戻りました。
一度ホテルに戻り、雑貨のお店の載っている地図を持ちG番線でマレ地区へ。バスティーユ駅で降り、とりあえずヴォージュ広場に。この界隈はオペラ座の近くの整然としたオスマン様式の建物とは違い、非常に古くて情緒に溢れていました。ヴィクトル・ユゴーの家も見つけました。





子供のお目当ての可愛い雑貨店でお土産を買いました。

本屋では長女へのお土産の浮世絵の本も買いました。「プレゼントですか?」と店員さんに聞かれ「そうです」と答えていると隣の紳士が「素敵な本だよ」と教えてくれましたw
確かに日本の浮世絵の本よりもフランスの浮世絵の本の方が凝った装丁です。以前にも買ってあげたのですが非常に喜んでくれたのでまた買ってみました。今度は広重です。


黒い小さな本の方は古い日本の本というか帳面のようにページが輪になっています。なんていうか時代劇に出てくるような綴じ方です。


これはジュンク堂で。大好きな天野さんのイラスト集。他あちこちで買った小物。


その他絵本やら雑貨を買い込みました。マレ地区でユダヤ風のサンドウィッチ「ファラファル」とか言うものを食べたかったのですが見つかりませんでした。途中適当なレストランで食べました。

時間が余ったのでこの地区の教会にも入ってみました。とても天井が高い教会でした。クレッシュもいい感じでしたw

 


バスティーユ劇場到着。バスティーユのクリスマス・ツリーは青が基調でしたw



この晩のバレエは「白鳥の湖」。足の怪我で踊らないようだったジョゼ・マルティネスが王子、コゼットがオデット・オディールでした。




休憩時間にフォッションのエクレアを食べました。濃厚で美味しかったです。一個650円くらいでした。
バレエが終わるともう11時近いのでメトロに乗りホテルに戻りました。




12/28

今日は最終日なのですが一人5000円追加で夜便に変えてもらえるので変えてもらいました。(もちろん旅行前)
で、エッフェル塔にリベンジすべく9時位には塔の下へ。「階段」の方は空いていましたが、当然「エレヴェーター」で。それほど待たずに乗れました。

とにかく「どこまで高いの?」と思いました。高いのは怖いので最上階の屋外へはちょっと出ただけでした。高くて怖い上に、物凄く寒かったです。

エッフェル塔をこなし、メトロでオペラ通りに出て、「ロイヤル・オペラ」で昼食。たっぷりの生野菜と温かいオニオン・グラタン・スープ、クロック・マダム、タルタル・ステーキ、エスカルゴ、しぼりたてグレープ・フルーツ・ジュースなどをみんなで食べました。ウェイターさんが愛想がよく、チョコレートを最後にくれまし(こんな事ここでは初めてでした)。
3人で6500円くらいかかりました。
途中オペラ大通りでチョコレートや雑貨を買いました。

ホテル近くのパッサージュに。ここのパッサージュは19世紀に造られた物でとても趣があり、古本屋、ドールハウスのお店、素敵なサロン・ド・テ、アンティーク雑貨のお店が入っています。
ここでハサミや、茶濾し、蝋燭消し、ぬいぐるみなど色々お土産を買いました。



素敵なディスプレーでした。




疲れたので可愛いサロン・ド・テに。お茶の美味しいお店でした(上の写真。ステッキのお店でなくその隣)。
鉄の急須でお茶を出されました。フランス語だったので何と言う名前のお茶かは分かりませんが
「ナントカ・ルージュ」といい、赤い花や実のハーブティーでした。沢山の種類のハーブ・ティーやコーヒー、ココア、ソフトドリンクがありました。



砂糖は細い棒の先についていました。熱いお茶の中でゆっくり溶けていきます。
本当に美味しかったです。


迎えの時間になりホテルに戻りました。時間通りにエア・シティ・サービスさんが迎えに来てくれました。
ここはモンマルトルにも近いので帰り道にムーラン・ルージュを見かけました。

シャルル・ド・ゴール空港

12/29

韓国、仁川空港で乗り継ぎ、ここでもまたチマ・チョゴリを着たウサちゃんなどお土産を買い、レストランで韓国料理を食べました。


成田に着くと夜の10時位。空港近くのホテルに一泊。翌日帰宅しました。


収穫物♪
Nのついたクッションはルーブルで。NはナポレオンのNだと。
他古切手(フランスてなく中東の切手)やノートパッド、ロシアの歴史書(写真いっぱい)
銀色のアンティーック風はさみ(空港で何度も怒られました)、蝋燭消し、茶濾し、銀色のバターナイフセットなどなど。